まず、ほくろ(ホクロ)(ホクロ)の大部分をメスで切除して標本を採取し、電気メスの凝固で止血します。
次に電気メスで残った腫瘍組織を少しづつ焼いて、メスで削ってほくろ(ホクロ)を切除します。いわゆる電気メスで組織を焼灼分解しますので、「電気メス分解法」と命名しています。
症例の経験を積むと、腫瘍組織と健康な皮膚組織の判別が可能です。顕微鏡で見なくても、私は判別が出来ます。
切除するほくろ(ホクロ)の大きさは過去の経験では数mmから2cmまであります。
文献では5mm以上のクリヌキ法は、くぼみが出来るとか、ケロイドになるとか言われていますが、
私の経験3000例では、大きなほくろ(ホクロ)でも目立たないくぼみが1例と、ケロイド形成が2例あります。
通常くぼみも、時間とともに目立たなくなるか、消失します。ケロイドも時間とともに目立たなくなり、平坦化するようです。
再発例が3000例中、10例です。
再手術を施行し、問題はありません。
ほくろ(ホクロ)の手術は局所麻酔で行うため、疼痛(ズキズキ痛むこと)はありません。 また、腫瘍部分だけ切除するので、縫合はなく当日洗顔可・入浴可で、女性はお化粧もすぐできます。
通常キズは開放です。患者さん自身が術後のキズの手当てを行うので、毎日病院に通院の必要はありません。 私はアイオワ大学で外科の研修中、重症熱傷を多く経験しました。 そのとき、熱傷部の植皮法と熱傷創部の開放療法を経験し、現在顔面の手術後のキズのケアに応用しています。3000例問題ありません。