キレーション点滴


重金属汚染と動脈硬化症の関係

経口剤「DMSA」や点滴用キレート剤「カルシウムEDTA」を使って重金属汚染を排出させると、動脈硬化による「狭心症様症状」や「間歇性跛行」が改善することが分かっている。 そのために、動脈硬化のための「マグネシウムEDTA」の点滴静注療法と、重金属のための経口「DMSA」を併用するとよい。

高濃度ビタミンC療法の効果

最近は高濃度ビタミンCが、ガンの治療によく効くことが分かっている。 それに加えて、高濃度ビタミンC投与が動脈硬化の血管に対し「キレート」効果もあることが分かっている。
ビタミンCを25g−50g、週1回から2回を投与すると、その症状改善の目的を到達できる。 動脈硬化症改善に「マグネシウムEDTA」の点滴静注療法を週2回行うときは、そのうちの一度は高濃度ビタミンC療法に置きかえると、ビタミンCが脳組織に満ちて気分も爽快になり、「キレーション」の裏技として重宝である。

血管若返り、すなわち体、若返りのための術

長年糖尿病のある方、頚動脈エコーで動脈硬化のある方、若さを保ちたい方で、まだ症状の発現のない方は、月2回の点滴静注療法による「マグネシウムEDTA」療法を通常お勧めする。
さらに経口剤「DMSA」を、4クールを併用し、高濃度ビタミンC療法をくわえると、ガン予防にもなり、「鬼に金棒」かな?と思っている。
これらは動脈硬化の直接的の改善と重金属汚染を改善して動脈硬化を間接的に改善する相乗効果を狙っている合理的な方法である。 色々の組み合わせで患者の好みに合わせた「Tailormade」のキレーションが出来ると考えている。

キレート剤は、全て輸入品

キレーションに主な必要な薬剤は全て個人輸入品で、保険診療でないことが残念である。
平成20年と今年、日本点滴研究会主催の講演会に出席し、4月に行われた認定試験に合格した。 その際、キレート剤の輸入法やその使用法を詳細に教授して戴いた。

おわりに

キレーションに興味をもたれた方に対し、分かり易いように解説したつもりである。今後の健康維持、若さ保持のための一助のヒントになれば、幸いである。

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